2012年02月11日

南ア滞在日記2011(21)=14日目(12/09)夕方〜授与式

(12月9日日記、夕方〜の続きです。これまた長いです・・すみません)

パートナーと食事を終えて、私は一人で合唱団に向かおうとしました。

コテージを出て歩き出すと
ちょっと大きめの車が目の前で停まり「natal?」と顔を出したのがWarrenでした。はい、Old Drakie
で 彼が卒業後の高校で、2010年7月、中国での音楽祭参加。
中国に行く前にその学校は、日本で2回のコンサートを行いました。

その時にWarrenの「Somebody To Love」バッド(下向き矢印)



そんなWarrenとの再会。ビックリ。で・・「学校に行くなら、乗って?」と。

ホント懐かしいね。「今、どうしてるの?日本では大好評だったものね!」と尋ねると・・・
Warren「来年は、ウィーンに行くかもしれない。ポップスも好きだけど、クラシックを基礎に勉強して
いたから、そっちにも関心あるしね・・」と話していると、合唱団に向かう(例の)坂道に若い女の子2人
が歩いていました。

「Hey,君たち、合唱団に行くの?」とWarren。女の子「そうだけど?」
Warren「じゃあ、乗っていきなよ。日本からの友達を送るから一緒に連れていくよ」
女の子「わぁ、ありがとう。じゃあ、お願いするわ。」

合唱団に着くと女の子「ありがとう! 歩かなくて良かったわ。感謝するわね。」
Warren「NO Problem。じゃあ、僕はこれで(「僕は別のところに行くんだ」そうで)」と笑顔でさよなら。

・・・と、まあ、なんてフレンドりーで明るい若者なんじゃい。

オードトリアムに着くと、すでに外に少年たちが並んでいました。

DSCN2982.jpg

こういう時のことを見ると、いつも「先生」がいません。ヘッドボーイ(日本で言う生徒会長)や
年長のプレフェクトが少年達に指示をし、引率し、規律がしっかり守られていてさすが!と感心します。

DSCN2981.jpg

ここの合唱団(学校)のステージ衣装もかなりユニークですが、ジャケットの制服も、実はとても魅力的です。

でも、着用している制服は一見して『この子はヘッドボーイ』『プレフェクト』『海外ツアー参加の
ステータスを持っている』『何度海外ツアーに参加したか?』などなど・・。胸のエンブレムや腕につけた
刺繍、そして襟の周りのゴールドラインなどでしっかりわかってしまう。

「何でも平等に」という昨今の日本の教育方針からすると、かなり少年たちの優秀さをアピールしている
のですが、全く問題を感じません。それよりも下級生は「〇〇みたいに頑張りたい」というひとつの目標
のようです。

DSCN2988.jpg

さて・・・オードトリアムでは保護者やご家族が待ち構えていて、少年たちの表彰をワクワクしながら
見守っています。
「歌」が聴きたい私は、会場に響く「南アフリカ国歌」だけでも大感激でした!

さて・・・そういう表彰は、勉学だけでなく、スポーツなど、多彩なところでも表彰をしてくれます。

例えば、「笑顔賞」「意欲賞」なんて感じの賞もあり、多くの少年たちが受賞しています。

そして最後は「卒業生」の卒業イベント(Old Drakiesが卒業生の合唱団のネクタイを外し、
Old Boysのネクタイを締めてあげるのです)離団式。

とても感動的です。「あ〜〜あんなオチビちゃんだった子が、もう卒業なんだね」と私でさえ感動して
しまうというのに、親御さんの想いは位かばかりと思います。

DSCN2994.jpg

卒業生の離団式。グッド(上向き矢印)

15歳の少年が卒業し、ハイスクールに行くことは仕方ないことで、喜ぶべきことなのですが、この日
私は、かなりドッキリさせられました。これです!バッド(下向き矢印)

DSCN2997.jpg

10人ほどの少年たちが並んでいます。「何で?どうしてこの子たちが並んでいるの?」と・・・
すると、まだ卒業ではないけれど、事情で「合唱団を去ってしまう少年たち」でした。

それぞれに理由があるのだと思いますが、ソプラノの子や、アルトの子・・まだ数年在団できる年齢の
子たちが合唱団から去ってしまう。

すでにソリストとして歌っている子もおり、合唱団としても残念なこと。でもドラケンスバーグ少年
合唱団は「音楽学校」。通うことができない世界遺産の地に位置するドラケンスバーグは町から遠い。

ある少年は「両親が、やっぱり僕がいなくて寂しいって言うんだ。この合唱団が大好きだけど、仕方ない
よね。」
また「僕の決心でない。両親の決断だし、仕方ない」

皆、やはり物寂しい思いのようです。半泣きの感じの子さえいます・・・。残念ですけど仕方ない。

でも、ヤッパリ残念です!

家庭の事情の子もいますし・・また私立の音楽学校とのことで、公立の学校よりも経費がかかるのが
大変という理由の生徒もいるようです。

いずれにしても・・・卒業や退団は、やっぱりすごく寂しいです。


表彰式&離団式が終わると、頂いたトロフィーや賞状を手に家族と記念写真を撮ったりしていました。

DSCN3006.jpg

2007年に入団し、2011年が卒業のB君。私よりも頭ひとつも小さかったようなB君があっと言う間に、
卒業なんて・・・時の過ぎるのは本当に早い。

DSCN3011.jpg  PC060147-3.JPG
★B君in 2011〈私よりずっと背が高い)★B君in 2007(ち。ち。ちいさい〜)

「natal記念写真を撮ろう?」とトロフィーを手にB君とパチリ(こんなオバちゃんにも優しい・・なぁ)。

DSCN2960.jpg

もう一人も、まだオチビさんなのに、「ママが一緒にいたい・・って言うので合唱団を退団」のR君。
(この子が去るのも悲しい・・まだまだ先を楽しみにしていたのにあせあせ(飛び散る汗)

こうして少年たちに表彰式が終わりました・・・。夜は、一人であの暗い道を歩いてコテージに戻り
ました。合唱団の駐車場を抜けると真っ暗なんですが・・ちっとも怖くない。

天気はやはり良くない・・連日雨交じりです。

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